酒徒行状記

民俗学と酒など

2024年リツイートが100以上あったtweet

友人がX(Twitter)で一定数以上リツイートされたものの検索式を教えてくれた

折角なので、自分の2024年のtweetのうち100以上リツイートされたtweetを検索して、今年の回顧にしよう

検索式は以下の通り

from:syutoyoshikaze min_retweets:100

 

講義中の板書。本文と関係はありません。河成段丘の方が古いお屋敷街になっていて、沖積低地の方が新しい家並になってるのを簡単に書いた。もっときれいな字で書こう。

 

 

【1月】

辰年パン

 →このパンはそろそろ巳パンとしてそろそろ仕込まれると思う

 

【2月】

・ブドウの除梗破砕機

m/syut

 

→まとめもできていた。

【集合知】学芸員も分からない道具、Twitterで募ったところ有力説が集まる - Togetter [トゥギャッター]

結局、東温市の博物館には伝わったのだろうか?

 

・肉吸い

→職場の近くのJAみどり食堂(JA共済ビル内)では時々。「肉吸いうどん」なるなるものが出るのだけど。肉吸いは肉の吸い物であるからして、うどんを入れたらそれは肉うどんなのである。

卵ご飯と肉吸いのセットにしてほしい。

大阪名物“肉吸い”発祥の店『千とせ』。その美味しさの秘密と楽しみ方(食楽web) - Yahoo!ニュース

 

【3月】

平知盛と壇ノ浦の刺青

→よく行く銭湯で見かけた。

私自身は刺青は苦手なのだけど、銭湯で風呂入りながら、人の図案を眺めるのは好きなのです。

最近は洋物が多くて、あまり面白い図案を見かけません。

銭湯で変わった柄の刺青のおじさんを見る。聞けば平知盛と壇ノ浦の合戦とのこと。「全員負けた連中ですがね」「なんでそんな柄を?」 - Togetter [トゥギャッター]

・乱と変

→そういえば説明できるサイトを紹介してなかった。

レファレンス協同データベースのこれが、一番わかりやすいかと。

歴史上の「~の乱」「~の役」「~の変」がどのようにして使い分けられたのか知りたい。 | レファレンス協同データベース

 

『戦乱』(安田元久/編 近藤出版社 1984.6)
編者による「乱・変・合戦・役・戦などの用語について」という一文が3頁に渡って収録されています。
「古来、戦乱や戦闘を呼称するとき、さまざまな用語が用いられている。それは、それぞれの事件・事象によって区別され、固有の呼称が行われるという場合もあるが、それも必ずしも一定せず、ある一つの戦乱あるいは戦闘の呼称についても二つ以上の呼称が行われている例もある。かつての国定教科書によって教育され、また現今の検定教科書によって得た歴史知識の範囲内では、比較的統一された呼称が習慣として固定している傾向がある。しかし、そこでも例えば「承久の乱」か「承久の変」かの疑問があり、また「元弘の変」「元弘の乱」、「嘉吉の変」「嘉吉の乱」の相異についての解釈、あるいは「西南の役」「西南戦争」といった呼称の差の解明についての不明確さが残っている」とし、「時代によって、その「言い慣わし」に変化があったことは明らかで、それはそれぞれの時代の思想傾向や、歴史を記述する人の歴史観と密接な関係をもつという側面もある」と記されています。(p.242)

 

かぐや姫のとりだし方

→これはまとめができていた

かぐや姫って竹を切る時ぶった切られないの?→大正解の切り方をしてる翁を発見した「そういう切り方あるんだ!」 - Togetter [トゥギャッター]

 

【4月】

北朝鮮への「帰国事業」

→この悲惨な手紙については以下の記事が詳しい

日本で「北朝鮮政府」を訴える―― 「地上の楽園」に騙された脱北者の闘い - Yahoo!ニュース

 

【5月】

・生豚レバ事件

 

→今年一番バズったTweet

女性自身の導入でも明示されていないが紹介された。(引用してくれても良かったのよ)

 

jisin.jp

ただ、この後文献調査をしたらどうも、戦前から、東京の下町(23区東部?)の安価なもつ焼き屋では、「レバ刺」は、牛か豚かは明示せず、実際には「豚」の生レバ刺を提供しているというのはあったようである。

 ただ、現在、非合法的に生レバ刺を出す都内の店が、戦前・戦後のもつ焼き屋の慣習と接続するかは疑問。むしろ牛の生レバ禁止の時に脱法的に豚レバーを出すようになったものと思われる。

 一度整理して、文章にまとめよう。

 近代食文化研究会さんのこの本が非常に参考になった。

 焼鳥の戦前史

https://amzn.asia/d/5mVX3iy

 

【8月】

・伊勢とスサノオ

→『女神転生』の原作者の西谷氏のTweetを引用。

一連のtweetによれば、西谷氏は結構オカルト畑な背景を持つ方らしい。やはりこういう文化的背景の方が、女神転生のような傑作につながるのかと思う

 

なお、伊勢にスサノオがいないというのは正しくは伊勢神宮に祀られていないとのことであるようだ。

参考:なぜ、伊勢神宮にはスサノオが祀られていないのか?-人文研究見聞録

 

【9月】

・二礼二拍手一礼

落合南長崎の縁日に行ったときに、友人の子供に神社のお参りの方法を教えた話。

 二礼二拍手一礼の普及についてはこの本が詳しい。私の記憶では、1990年代後半、杉並区、大宮八幡神社では二礼二拍手一礼と祝詞が書かれた木の札が本殿の賽銭箱の近くに置かれていたが、守ってる人はほとんどいなかった。

 また、「真ん中を歩かない」「鳥居をくぐる時に一礼する」ということも特には言われていなかった。

「神社で柏手を打ってはいけない」納得の理由 「二礼二拍手一礼」はウソだった | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

【10月】

・八王子のガチ中華

→八王子の雑居ビルで見かけたガチ中華。私が中華料理に目覚めたころ(1990年代後半)のちょっとアングラなガチ中華の雰囲気がしていた。

 大沢在昌新宿鮫』とか、馳星周不夜城』とかのころである。

 この記事でも写真を使った。

 

 

【11月】

・蘇州号碼

→蘇州号碼あるいは蘇州碼子を初めて見た。

ただ、ここの表記法は横書きのアラビア数字を蘇州碼子にそのまま置き換えただけで、正式にはそういう書き方はしない(縦書きで書く)という話もあり、この表記法が正しいのかはわからない。

 自分でも書けるようにしたい。(かっこいいから)

 

【12月】

・げんこうできてないこだれだ

→最後の最後で少しバズる。

シギサワカヤ先生の元絵はこちら。PCを立ち上げると原稿をやらねばという気持ちにさせてくれるよい絵

 

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以上、2024年リツイートが100以上あったtweetでした。来年は論文も書いてバズるくらいにならねば。

oyoshikaze/status/1755569260724945309

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