酒徒行状記

民俗学と酒など

2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

魁独身流の詳細

以前、魁独身流という流派の事を書いた。(「魁独身流」id:syuto-yoshikaze:20040713)この流派の詳細がわかったので記す。 この流派は明治23年に井ノ口松之助という人物が著した『武道図解秘訣』という書物に書かれている流派であった。 この本の中では魁独…

荒川ウサギ見物

東京、堀切は荒川の土手に野良ウサギが繁殖したため、堤防に巣穴を掘ってしまって問題になっているという。(デイリーポータルZ「ウサギをめぐる休日」http://portal.nifty.com/special05/02/25/) この野良ウサギ、野良とはいっても、もともとは土手に住む…

二つのエッセイの終わり

この2月で普段よく読んでいる、ネットでの連載コラム2本が最終回を迎えた。 一つは寿郎社のサイト(http://homepage2.nifty.com/jyurousya/)で連載していた東直己の『東直己の固ゆで日記』である。 東直己のエッセイはやはり寿郎社刊の『ススキノハードボイ…

ナイーヴなあなた

白泉社のベストリミックス(最近コンビニで売っている、カバー無しの単行本と雑誌の間のような装丁のリメイク版マンガ単行本のことね)で二宮ひかるの「ナイーヴ」がついに発売された。 2chなんかでは、「なかなか手に入らない」「売れ行きがいいんじゃなく…

斎藤酒場のカレーコロッケ

カツカレーには満足したが、惜しむらくは病院なので酒がない。そこで食った後、定番の斎藤酒場に行く。ここの名物の一つがカレーコロッケなのだ。 一人ゆっくり、読みさしの司馬遼太郎の『街道を行く』を眺めながら、ほふほふとカレーコロッケを食い、焼酎梅…

帝京医大のカツカレー

さてさて、診断書ももらったし、もうこの病院にくることもそうなかろうと思われる。 せめてもの名残にここの病院のレストランで晩飯を食っていく事にする。 入院中は食事制限もなく、自由にレストランで食べる事も出来たのだが、まずいといわれる病院食も普…

T字帯考

そもそも盲腸すらまだしていない私は、物心ついてから入院をするのは今回が初めてであった。 はっきりと覚えている入院最初の第一の洗礼は、手術前につけるように言われたT字帯であった。 T字帯というのは長さ70cmくらいの長細い白の木綿布で、短い辺の端の…

十条のカレー

会社を早退けして十条の帝京医大病院に向かった。 体調が悪かったのではなく、保険会社に提出する診断書を貰いに行ったのであった。 去年の4月に風呂場で足を滑らせ、風呂場の窓ガラスで手を切り、五時間半の手術・一ヵ月半の入院・約半年の通院をしていたの…