酒徒行状記

民俗学と酒など

2004-01-01から1年間の記事一覧

北千住『大はし』

記事には書けなかったが、今年、一番悔いの残る飲み屋である。 激しい二日酔いした記憶はあるけど、味はあまり覚えてなかったりする。たまたま行ったとき、いろいろテンパっていて、ぐびぐびとヤケで飲んでたためである。来年はしっとりとゆっくりのみたいも…

原りょう

今年、新作が出るとは。大晦日なので今、『愚か者死すべし』を読み返しています。

南條竹則

新作『魔法探偵』まだ買ってないっす。早く買わねば…

二宮ひかる

今年は『犬姫様』以来、新作がなかった。なんとも残念なことである。 来年は新作が出るとよいのだけど。早く出ないと萌え分が不足してしまう

船戸与一

日記の内容を読み返してみると、船戸与一ネタが多かった。 10月くらいからハマって、結局年内に全作品を読むことは出来なかったが、新年の時間のあるときに作品リストと感想リストを作成してみようと思う。

2004総括

なんとかこの日記も3日坊主にはならずにすんだ。(日が開きすぎてるときもあったが) 「酒徒行状記」というわりにはいまいち酒の話を書けてなかったり(決して飲んでいないわけではなく、むしろ飲みすぎなくらいなのだが。これを書いている時点で飲み会の未…

蕃茄湯麺

仕事納めで、少し職場を早く帰れる事もあって、有楽町ので蕃茄湯麺(トマトラーメン)を食べてみた。 デイリーポータルZで以前取り上げられていたので、気になっていたのだ。http://portal.nifty.com/special04/11/17/ セロリの匂いが気になる人は嫌いかもし…

酸辣湯麺

「うおォン 俺はまるで人間火力発電所だ」 とは、久住昌之・谷口ジロー共著の「孤独のグルメ」(扶桑社刊)の主人公井の頭五郎のセリフである。 井の頭は、京浜工業地帯の商用でコンビナートと工場群を見た後、川崎の焼肉屋にて、頼みすぎた焼き焼肉を食いな…

ラーメン2種

地底40m

地下40mに潜ってきた。 虎ノ門で行われた東京ジオサイトの地下共同溝の見学プロジェクトhttp://www.geo-site.jp/に行ってきたのだ。 地下共同溝とは現在、バラバラに地下に作られる上下水や電力線・光ファイバーなどの各種ライフラインを一つの大きな共同…

地の底深く

可盃 

買い物の後は軽い飲み会になったので、「幕末酒場 やんなはれ」http://www.nes-irg.com/yannahare/に行こうと提案した。 以前、友人宅で読んだ雑誌にのっていたので、気になっていたのだ。 店はビルの地下一階になっていて、入口には「五時からぜよ」と書か…

モーションランプ

会社の同僚数人で忘年会のビンゴ大会の景品を買いに渋谷に行った。忘年会は職場の近くのイタメシ屋を借り切ってやるらしい。豪儀なことである。月々高い会費を納めた甲斐もあろうというものだ。 幹事にねだって、モーションランプを景品として買ってもらう。…

二又商店街

季節外れの陽気に誘われたので大江戸線の落合南長崎に行ってみた。定期の期限が切れる前に、普段降りた事のない駅で降りてみようという腹である。 目白通りを新宿方向に歩くと古い商店街があった。二又商店街とある。目白通りと二又になる形で分かれているか…

絶望の物語

船戸与一『金門島流離譚』読了。『三都物語』に引き続き移る。 「金門島流離譚」は『金門島流離譚』と『瑞芳霧雨情話』の二話の短編よりなる。 「金門島流離譚」は台湾と中国の帰属問題で揺れる金門島の情勢を利用して、コピー商品の販売を行っている日本の…

南風を運ぶ台風

季節外れの12月の台風による昨日の雨・風は気配もなく、東京は異常なくらい暖かい日だった。9月下旬並みの暖かさらしい。 ーーー

誠之助の死

関川夏央と谷口ジローの明治五部作、『坊ちゃんの時代―凛冽たり近代なお生彩あり明治人』の第5作目『不機嫌亭漱石』を読んでいたら、大石誠之助という人物が出てきた。 大石誠之助は紀州の医師であったが、大逆事件で幸徳秋水らとともに死刑に処せられた人物…

通りすがりの女

東京の中野にブロードウェイというショッピングモールがある。そこを一人歩いていたら、20代後半から30代くらいのきれい目な感じの女の人に声をかけられた。 こんなとこで20代喪男に声かけてくるヤツはボッタクリの勧誘か、デート商法かでせいぜい、イルカや…

帰ってきた男

私は彼を10年待っていた。そして彼は帰ってきた。 原りょう{外字・寮-ウ冠} 『愚か者死すべし』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152086068/ref=pd_sr_ec_ir_aps/249-9745191-9117968 銃声が2発。1発は容疑者に、もう1発は彼を庇おうとした刑事に…

承前

12月の暮れ、素直に書くとクリスマスの時期なのだが、久々に民俗学のフィールドワークに出かけることにした。(というわけでクリスマスは秩父あたりの山中を一人、農家の爺さん婆さんに聞き取りして回るのである。なんとも侘しいことである。うはは、クリスマ…

オールド・ボーイ

もう一つ映画に関連した話を。 公開されたかどうか知らないのだが、韓国映画で『オールド・ボーイ』というのが話題になっているらしい。 映画は知らないのだが、私はこの原作の漫画にはその昔、ハマった。 ストーリーとしては突然何者かに15年も監禁された男…

英雄(HERO)

かねてより見たかったチャン・イーモウの『英雄』を観た。 秦の始皇帝をかつて狙った、三人の暗殺者を始末したと、「無名」と名乗る小役人が名乗り出る。 しかし、無名の語る暗殺者の様子と、秦の始皇帝の見た暗殺者達の様子はあまりにかけ離れていた。小役…

映画話2題

普段あんまり観ないけど、珍しく映画の話をば

午後の行商人

「面倒を背負い込みたくなかったら午後の行商人からは何も買うな」チアパス州を旅行中の筆者にメキシコのある教師が忠告した。「売れ残りを押しつけられるだけならまだいい。ときとしてとんでもないものまで抱え込まされることになる」 ―船戸与一『午後の行…

モテ狂って候

先日、職場の新人さんの机を何気なく覗き込んで、驚愕した。 机の上に「○○(新人の名前)ハートマーク LOVE」と色紙で切り抜いて置いてあるのだ。 周りの人に聞くと(該当の新人はたまたま出先にでていて不在であった)、少し前に同期と思われる女の子二人組が来…

酒毒

いろいろくさくさすることがあって酒を呑む。手持ちぶたさを慰めるべく、手元にあった司馬遼太郎の翔ぶが如くを眺めながら酒を呑む。司馬遼はまさしく高所に立つような文体で眺めるというにふさわしい。 ついでにCDもるろうに剣心の維新志士への鎮魂歌に変え…

進む者は別れなければならない

職場で「レファレンスサービスにおけるメーリングリストの可能性と課題」という研修があった。 私は酒を呑んでいない時は、都内のある図書館で勤めているので、こんなタイトルの研修が行われるのである。内容は図書館関係者のみのメーリングリストを立ち上げ…

串政

友人と池袋で待ち合わせて焼鳥を食いに行った。 先日、ひょんなことで迷惑をかけてしまい、お詫びということで奢ることになった。 場所は西口の串政。東口にも系列店があるのだが、西口の方が少し客の年齢層が高めである。 この店は焼鳥も旨いのだが、ありが…

魁独身流

本屋で立ち読み。小佐野淳の「図説武術事典」。 見てたら、柔術・棒術の項に「魁独身流」という流派の絵があった。 魁独身流・・・男塾か? ググってみたが詳細は不明であった。 ぜひともどういう流派なのか知りたいものである。30歳過ぎて独身者のままだっ…

スコビル

なんだか知らんが、吐き気がひどくて、時折便所で吐いている。決して二日酔いではないのに。夏風邪かもしれない。 探偵ファイルの「探偵広場」内「激辛検証!」http://www.tanteifile.com/salon/index1.html の記事を読んでいたら、「スコビル」という単位が…