酒徒行状記

民俗学と酒など

オールド・ボーイ

 もう一つ映画に関連した話を。
 公開されたかどうか知らないのだが、韓国映画で『オールド・ボーイ』というのが話題になっているらしい。
 映画は知らないのだが、私はこの原作の漫画にはその昔、ハマった。
 ストーリーとしては突然何者かに15年も監禁された男が、解放された後、復讐をしていくという話なのだが、この漫画で一番印象に残っているセリフは(うろ覚えだが)、
 『監禁されていた時、メシは近くの中華料理屋が出前を毎食持ってきていた。あのお蔭で復讐する体力を維持することができた。あれが和食や洋食屋だったら、俺は体力が持たなかっただろう』
 というセリフである。
 なんとも、私のような中華料理好きには頷けるたまらないセリフである。私も万が一監禁されたら、メシは小岩の楊州飯店で願いたいものである。あそこなら、ヘルシーだし味は良いし、むしろ監禁されたいと思ってしまう。
 さて、映画では韓国映画なのだがこのセリフはどう扱われているのかしらん?

 ちなみにオールドボーイの原作の漫画家峰岸信明はどの作品も比較的高いレベルだのに、今回の映画でが流行っても、一つもブレイクしそうにないのは残念である。(この他に有名なのっていえば『女医レイカ』くらいか?漫画ゴラクの『天牌』とかいいと思うのだけど)