酒徒行状記

民俗学と酒など

2005-08-19から1日間の記事一覧

司馬遼太郎『箱根の坂』

読了。司馬の室町時代感が分かって面白かった。北条早雲が果たしてこのような好人物であったかは、ちょっと疑問ではある。

生島治郎『夢なきものの掟』

日本の冒険小説・ハードボイルド作家の草分け、生島治郎の作品を初めて読んだ。 時代が(書かれた当時の)現代ではなく、日華事変直前の上海を舞台にしているせいか、古さをあんまり感じさせない冒険小 説であった。どうしても古い時代の日本のハードボイル…