酒徒行状記

民俗学と酒など

かるかん、うまい

九州は人吉出身の課長が帰省のお土産にかるかんを買ってきてくれた。
九州に知り合いがあまりなかったため、かるかんは小さい頃は食べたことがなく、大人になってから知った味だった。
柔らかくふうわりと溶けるような溶けないような食感と、かすかな甘さの味のこの菓子を食うと、何故かなんともいえない郷愁を感じてしまう。(かるかん饅頭だとちょっと甘味が勝ちすぎる気もして、むしろプレーンなかるかんの方が好きである。これはまだちゃんとした旨いかるかん饅頭を食ったことがないからかもしれぬ)

そういえばかるかんの作り方を知らなかったと思い、ネットで検索してみる。
なんでも上新粉(最近はかるかん粉というのもあるらしい。上新粉よりも粒子がこまかいのかしらん)と砂糖で山芋をつなぎとしてつくるらしい。作るのは山芋が重要らしく、これの具合でふんわりとした風味に違いが出てくるらしい。「山芋を原料として」と米粉と水より前に書いてあるページもある。
いろいろ見てたら、家でも簡単に作れるらしいということが分かった。今度閑な時にでも挑戦してみようかしらん。