酒徒行状記

民俗学と酒など

葛西紀行

 8時半ごろ起床。S氏と朝飯を食いに行く。葛西は思ったよりも栄えている。
 グルメドールというファミレスで私は朝粥定食、S氏は卵雑炊定食を頼む。
 起きたときはまだ頭が寝ぼけていたが、食べると目が覚めた。
 グルメドールにてS氏と別れ、折角なので、遅れて気味の勉強をする。大学院の宿題で近世文書の読解をするよう言われているのだが、どうも遅れていているのだ。今、読んでいるのは渋江家文書と言う九州で水神の加持祈祷を行っていた家の文書である。
 公儀からのお尋ねに答えて、河童の姿をまじめに報告したりなんかしているのが面白い。


 1時間半ほど勉強した後、葛西駅前のBOOK-OFFで適当に時間をつぶした後、駅に隣接の地下鉄博物館に行く。地下鉄の第一号車両と地下鉄の運転シミュレーターがあるのだ。
 実際見てみると、古い車両でも中に入れるようになっていて、面白かった。デザイン的に今の車両より洒落ている感じがして、風情がある。今でも記念列車かなんかで走らせれば面白いのにと思った。
 博物館は全体的に子供が多く、シミュレータは子供の行列ができていた。やりたいなとも思ったが、さすがに恥ずかしいので止めておいた。
 博物館を出ると、すでに、昼になっていたので、バスで小岩へ向かう。折角、ここまで来たので楊州飯店に行こうと思ったのだ