少し前に読了。
ロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズは昔、ハマってよく読んだが、最近の作はあんまり面白く感じらなかった。作品そのものが面白くなくなったのか、それとも私が飽きてきたのかはわからない。
この『ユダの山羊』はシリーズ初期か中頃くらいの作品だが、最初読んだ時は割と面白かったと感じたものの、今回再読すると、なんだかつまらなく感じた。
スペンサーシリーズで、記憶に残っているといえば『ゴッドウルフの行方』『初秋』『残酷な土地』『告別』くらいかしらん。
そういえば、検索してもひっかからないのだけれども、昔、週刊少年ジャンプで連載されていた北条司『シティーハンター』の中に、このスペンサーシリーズの代表作『初秋』のプロットをそのまんま翻案した作品があるのを知ってる人はいますでしょうか。
『初秋』では離婚問題を抱える夫婦の息子をスペンサーが預かり、山でキャンプやボクシングを教え込んで、一人前の男にするというものだけれども、シティーハンターでは亡命中の小国の王子を冴羽リョウがやはり預かり、キャンプやランニングを教えて一人前の男にするというものであった。
どうも北条司はスペンサーシリーズのファンらしいので、捜せば他にもスペンサーシリーズから影響を受けている話が見つかるかもしれない
そういえば、シティーハンターの主人公冴羽リョウのスタイル(白いジャケットにYシャツは無しで赤いTシャツという伊達物のスタイル)や、冴羽リョウと海坊主なんかの関係(スペンサーシリーズにおけるスペンサーとホーク)も似ている気がしてきた。
誰かシティーハンターファンの方、まとめてみてはいかが?