酒徒行状記

民俗学と酒など

 五月雑記

ブログもあまり更新できておらぬが、自分の備忘もかねて5月のメモをする。
すっかりはてな記法をわすれてしまった。

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富士五湖と南部
 GWは車の練習を兼ねて石和温泉-富士五湖-南部町を走る
 『ゆるきゃん』の主人公、各務原なでしこの自転車ルートは地形図的に最適なルートであったかという確認。
 私としては内船から本栖湖に行くには、作品中の富士川沿いのルートよりも、一度、稲子・芝川にでて、富士宮周りで行った方が楽だと思っているので、車で実走してみる。

 富士宮周りの方が、上手く標高線をたどれば、急な登り下りの少ないルートになって良いかと思ったが、むしろ自転車の場合、上りで体力を消耗しても、下りで取り戻せるので、上りよりも、多少のアップダウンが多い方が良いかもしれない。
 あと今回、富士宮から稲子に抜けるのは桜峠を通ったが、改めて久しぶりに通ると、非常に急坂の多い峠であった。
 富士宮から身延線に出るとこでもう少し体力を消耗しないルートがあれば別だが、やはり自転車のルートとしては、なでしこが通った道が正解かもしれない。
 いずれにせよ、学部時代民俗調査をした芝川町の稲子、南部町の内船に久々に行けたのは、大変懐かしいものであった。 

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・白楽詣で
 今期、土曜の非常勤講義の後、2度ほど白楽に行き、懇意のバーに泊めてもらう。
 バーのマスター、筋金入りのマンガ・アニメオタクで、大抵昔のアニメから現在、最新の作品まできっちりご存知の方である。夜半も過ぎて客も引けると、客とオタ話が始まる。
 講義の後、彼とオタク話をするのが私の楽しみの一つであり、今期のお勧め作品を彼から教えてもらうことができた。
 今期の作品、『ヒナまつり』『オルタナティブ ガンゲイル・オンライン(SAOGGO)』
 などは、普段自分では、自分からは見ない作品であり、彼から教えてもらった良作であった。
 なお、お返しに、私も『よりもい』(宇宙よりも遠い場所)教えて、彼を泣かせたのであった。

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・りゅうおうのおしごと
 5月にはまった作品といえばこれにつきる。
 はじめはよくあるハーレムもの(将棋物であるかも知らなかった)かと思っていたが、見れば、ラブコメ半分、かなりまじめな将棋の成長物語半分の作品であった。
 主人公とそのハーレムの小学生たちよりも、師匠のおっさんや、姉ポジションで年齢的に奨励会を退会するか女流棋士になるかの瀬戸際の人物の戦いがまさしく「熱く」て面白い。(作品中で、ことあるごとに登場人物が「熱い」と口走るのはどうかと思うが…)
 将棋界のマニアックなネタが盛り込んであるのと、梅田、新世界といった大阪の下町が良く出てくるのも魅力の一つである。

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・四つ目綴じと行田行
  最終週の土日、博物館実習の一環として、四つ目綴じによる十種ノート作成と行田のさきたま古墳見学を行う。
  四つ目綴じ、初めての試みであったが、なんとかうまくできた。
  ただその後、綴じる原稿を作った先生から、本原稿の綴じたページに一部漏れがあると叱られたが…反省。
  とはいえ今月の一番成果ではある。できれば来年も行いたいカリキュラムである。

  行田のさきたま古墳は同僚の先生が依然勤められていた職場。先生の説明を聞きながら、古墳見物。
 二回目であるが、やはり古墳の実物をみて、その上に上り下りするのは、写真で古墳を見るのとは比べ物にならない体験であった。
 また、前回行けなかった忍城と水城公園にも行く。関東平野の平坦さがよくわかる町である。
 今回は足袋蔵に関する看板が増えていた。足袋の産地であったとは知らず驚く。
 その他、いがまんじゅうも初めて実食。
 ゼリーフライは相変わらずおいしい。ゼリーフライをつまみにビールを飲みながら、水城公園でぼんやりするというのを一度やってみたい。