酒徒行状記

民俗学と酒など

2006-02-19から1日間の記事一覧

伊藤勢

都内に帰った後、東中野のBookOFFに少し寄る。 伊藤勢の羅ゴウ伝(ゴウの字は漢字。)1巻を立ち読み。この人の作品は前の「斬魔剣伝」から好きなのだが、斬魔の続編(斬魔が掲載誌廃刊になったことにより仕切りなおし)のこれも、より一層面白かった。 …

オイシノコ

同じく、おばあさんから、逸見家でかつて正月に行われていた正月行事の話を聞く。 逸見家では大晦日の晩に、「オイシノコ」と呼ばれる団子を当主と甲源一刀流の門弟とでつくる。 このオイシノコは、1年の日数を象って365個が摩利支天の厨子に供えられ、…

甲源一刀流

合宿の帰り、小鹿野町の隣町、両神村に甲源一刀流の宗家の道場「耀武館」と甲源一刀流資料館の見学に寄る。 甲源一刀流はこの地域を発祥として全国に広まった流派で、中里介山の大菩薩峠の机龍之介が使う流派として一躍有名になった。 ここでは、その道場と…

小鹿野のこんにゃく

今回行った小鹿野には古武道の合宿の他、大学の恩師に民俗学のフィールドワークに連れてきてもらったこともあった。(昨年の正月の古鷹神社の門松準備の写真はその際の調査のもの) ここら辺の地域は群馬に近いせいか、こんにゃくが名産で、泊まった宿の料理…

長物

埼玉県小鹿野町の赤谷へ古武道の冬合宿に行く。 普段の稽古ではあまりやらない、杖術・棒術を教えていただく。 杖・棒・槍・薙刀は長物(ながもの)と呼ばれ、取扱が木刀や竹刀(正確には袋竹刀という竹刀の原型みたいなものを使う)といったものと違い、取…