仕事の事やらプライベートの事やら問題が同時多発的に起きてしまい、どうも気が滅入いる。
こういう時は、何をしてもだめなので安易に酒をのんだくれて、回復に努めることにする。
というわけで飲んだくれうさばらし中野飲み歩き日記。
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終業後、途中駅の代々木でおりる。
打ち合わせなどで、朝からおにぎり一個しか食べていなかったので、久しぶりに駅前のラーメン屋Aに入る
この店、前は豚骨醤油ラーメン一択だったのが、塩味などが増えていた。いやな予感がするが、ベーシックなラーメンを頼む。
やはり予想通り、かなり味が落ちていた…結構この店味にムラがある気がする。でも時々食べたくなるのである…
ラーメンを食った後、総武線に乗る。
せっかくなので普段いかない千葉方面にでも行って飲んだくれようかとも思ったが、新規開拓する気力体力がない、なので、昔よく飲んでいた中野にいく。
中野は北口と南口に分かれるが(もうすぐ再開発で西口もできるらしい)、飲み屋が多いのは北口である。
昔は北口の5番街に鳥茂という旨い焼き鳥屋があってよく贔屓にしていた。ピーマン肉詰めと混合と称する豚と鳥の合い串が絶品だった。
tabelog.com しかし2年ほど前小火事を出してしまい、閉業。
鳥茂は、割り箸をおいておらず、焼き鳥の細串を箸代わりにするという店だったが、もうあの細串でつまみが食えないと思うと、悲しくて落ちこんだこともあった
ただ、幸いにして、その後、同じ5番街に酒蔵大雅(おおまさ)という店を見つけて、中野に来るときはここに通うにしている。
ここも鳥茂と同じくらい古く、安くてうまい。
転がり込むようにして、ウイスキーロック角を注文。お通しはバイ貝のぬた。
ぬたがお通しに出る店は大抵味の良い店だと思っている。
20代のころ、私は酒を中野で覚えたが、不思議とここらへんの飲み屋はシングル280円~350円位の店が多い。もちろん、シングルモルトなどではなく、角・トリスといった日本産のブレンデットウイスキーであるが、それでもこの価格帯はありがたい。
また大雅は、樽酒を頼むとちゃんと1合升でしかも、大きめの皿にこぼして出してくれる。
造り酒屋の人がよく、居酒屋の一合と酒蔵の一合は違う(大抵の居酒屋の1合は8勺くらいである)というが、ここは正真の1合プラスでとてもうれしい。
枡酒2杯飲みながら、牛レバ焼2本、ハラミのたたき、ヒラメのえんがわ頼む。
どの料理も甚だ美味だが、ヒラメのえんがわは、こりこりと分厚く特によかった。
カウンターに座ったおじさんと、「中野は意外と坂が多い」「中野富士見町のあたりは一番標高が低くて、よく神田川があふれた」「豊島園の北側は確か都の所有で、南が西武の所有だった。なんか裁判があって、西武が負けた」なんていう話を聞いて帰る。
その後、中野の南口のバ―TRIPLE SECに行くが、休み。
この店は元は店名をジョージア・ムーンと言って、私にギムレットの味を教えてくれた加納というバーテンダーさんがいるのである。いまではやる人も増えたが、20年以上前にギムレットの甘味付けに和三盆使うのをこの人から教わった。*1
その後店名などはいろいろ変わったり、加納さんも別の場所で働いたりといろいろあったが、何年か前この店にもどって、再びカクテルを作り始めている。
久しぶりに中野に来たので、加納さんのギムレットが飲みたかったけども、休みなのは残念、なので東中野に行って、バー14に行く。
ここは、西部劇とオタク趣味をコンセプトにしたバーである。アド街なんかでも出ていたのでそれで知ってる人もあるかと。
アイリッシュウイスキーロック1杯
あとブレンデッドウイスキーをストレート1杯。ブレンデッド、スモーキーでうまい。
マスターとお客さんが以前、宇治の縣神社の祭礼を見たとのことでその動画を見せてもらう。マスターたちは本来は『響けユーフォニアム』の聖地巡礼に行ったのだが、たまたま祭礼の日だったとのこと
幣や梵天を神輿につけるのは聞くが、そこに人が乗るのは初めて聞く。一度見に行ってみたいものだ。
そんな話を駄弁っていると、マスターが看板娘代わりに飾っているドールの調子が悪いとのこと。客同士手伝って修理する。たまたま客の一人に部品設計などの会社に勤めている人がいたので助かった。さすがプロである。
コックのサカマン氏につまみにパスタもらって、コロナビール飲む。
帰宅してレモンサワー500ml飲みながら寝る。最近麒麟百年の檸檬サワーにはまってこればかり飲んでいる
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以上が中野うさばらし飲み歩き日記である。
憂さが晴れたかはわからない。Trouble is my businessな日々である。