酒徒行状記

民俗学と酒など

【2023年11月】今月の一日一論文

 今月から、#一日一論文 として、毎日1本、論文の紹介と概要、評価・感想を記してTweetしている。(平日のみ。。土日祝はお休み.調査とかいきたいし)

 自分の研究の備忘とブラッシュアップと、面白い論文を他の人に紹介したいということで始めてみた。

 酒やごはんのtweetと違って、バズったりはしないが、やっていると面白い論文が見つかったり、時々コメントをもらったりするので、励みにもなって面白い。

 ただ、Twitter(X)だけだと、すぐ下に流れてしまって他のtweetに埋もれてしまう。

 なので、月一回、まとまったらはてなブログの方でもTweetの一覧を張り付けて参照に便利なようにしようと思う。

 皆様適宜活用ください

 

 

 

鍼灸師とはり灸に係る法制度の変遷 : 医制成立から現在にいたるまで

ほうろく灸のリストを作成する過程で読む

長野県上田市における食文化の変容

松岡 喜久次 埼玉県小川町~東京都青梅市の寺院にある 石灰岩でつくられた近世の石造物

多摩に関する講義に関連して読む

 

松岡喜久次 埼玉県立川越女子高等学校の庭石 ―ドロストーンとチャート

小林慶太郎『四日市とんてきとまちづくり: 食によるまちづくり試論』

みどり食堂の日替わりが四日市とんてきという聞きなれない料理だったので読む

岡崎 梓織  滋賀県における民俗宗教的聖地の展開

滋賀の調査地に近い当たりの論文なので読む。あまり滋賀の過疎については考えたことがなかった。

 

坂口, 正彦 近代日本の「むら社会」─滋賀県各町村の相互扶助とつきあい関係─

鑑定から鑑賞へ 人と書と歴史を探究する 文/増田 孝 第2回 〈写しの文化〉と〈書への憧れ〉

とある古武術の先生(研究者)の没義道な話を聞いてしまい、つい紹介する。

ただでさえ研究者の我々は、贋物に悩まされるのに、それを増産するのはさすがに没義道である。(せめて●●写とすればよいのに…)

伊能秀明 内藤家文書に見る 「桜田門外ノ変」 異聞 大老井伊直弼の奮闘-狼藉者は井伊様御手にて都合九人ほど取押え

やはりやろうと思ってる絵画資料の研究の一環として読む

澤登 芳秋 ⽴川でウドを作る:継承財としての農業空間

多摩の講義資料の一つとして読む。

ウドの穴蔵一度見てみたい。

津村 文彦・黒川 洋一・宇多川 隆・亀田 勝見・杉村 和彦・宇城 輝人
酸味を考える―酸っぱいものはカラダに良いのか?―

前日のTLに山西亭の話が出ていたので、つい黒酢関係の論文を読む。とてもこれは良い論文だった。

中国における酢の生産と研究

同じく黒酢の論文。

松永 一彦 GI登録された「鹿児島の壺造り黒酢 

薩摩の壷酢も見に行きたい

 今月は以上である。

 11月の半ばからだけど、頑張って12月も続けたい

 こういう試み、やっている人他にもいるかと思ったけど、紹介だけでなく、感想まで書くのは意外と少ない。(2023年11月現在、#一日一論文のタグを使って毎日内容まで書いてるのは私くらい)

 

タイトルの紹介だけをしているtweetやアカウントはあるが、概要や評価・感想まで書いているTwitterアカウントは少ないようである。

 修士の院生などの勉強法としては、結構おすすめな勉強法になるんじゃないかと思っている。

 

 また一日一論文については以下のサイトが参考になった。

 

joisino.hatenablog.com

yoshikiito.net

とくにこのTabelog Developer Dojoの中にある、よしおかひろかた氏のスライドは面白い(Tech系は専門外だけど、こういうTech系のスライド見るのは好き)

 

tech-blog.tabelog.com

iis-lab.org

あと、Tweetをブログに貼れば、かんたんにまとめができるぞ気づいたのは、このサイトのおかげ。

とても面白いサイトなのでおすすめです。

 

m-dojo.hatenadiary.com

まあ、研究者が論文読むのは、棋士が練習で詰将棋解くようなもんである。

一番大事なのは試合に勝つ(論文を発表する)なので、執筆も頑張らねば。