酒徒行状記

民俗学と酒など

2005-01-01から1年間の記事一覧

月の雫 

有楽町の銀座INZ内で食事。 同僚2人と業務で今度退職する関係者1名の小宴。 この人数なので鹿児島県のアンテナショップ「いちにいさん」に入れるかと思ったが、席がいっぱいで入れなかった。 この店は、焼酎と黒豚しゃぶしゃぶで有名で、何度か来たことが…

美珍

会社を早引けして授業のガイダンスに出る。 夜、教授・院生の簡単な歓迎会。 場所は東横線白楽にある「美珍」という中華屋。御挨拶とビールのお酌に忙しくてあまり食えなかった。 味は普通か?

入学式

昨年の今頃は怪我をして入院をする羽目になったが、今年は大学院に入院することができた。 というわけで、今日は入学式である。 場所は横浜のみなとみらいにあるパシフィッコ横浜というイベント会場である。大学院生自体はそう多くないのだが、学部生と合同…

練馬春日町「焼肉ほたる苑」

仲の良い友人と近所の焼肉を食いに。酒はそんなにないが、肉が安くて旨い。盛り合わせその他を食べる。 私は肉を焼くという作業が下手なので友人に全てをお願いする。友人はこういう作業が好きなので、快く引き受けてくれた。 人に肉を焼いて貰い、自分は好…

麹町「山塞」

3月の14日は私の誕生日だったので、呑み仲間S氏に奢って頂く。新しい呑み屋を開拓するべえと、行ってみた。 山形料理の店。 えごと呼ばれる海藻をかためたものや、エイの煮凝り等を食べる。どれも珍しい。中でも旨かったのが、ひるっこ?というのか、山菜を…

幡ヶ谷「龍口酒家」

新宿は幡ヶ谷に「龍口酒家」という滅法旨い薬膳を食わせる中華屋があることを知ったのは、南條竹則氏の著作であった。『酒仙』や『満漢全席』などを読むと蒲田の中華屋としてでてくるのがそれである。当時は蒲田にあったのだが、今は幡ヶ谷の駅ビルの中に移…

麹町「とんがらし」

職場のそばの和食居酒屋。とりたてて見所はないが、味が上品なのと,日本酒が多い店である。あと、1合頼んでも片口で出してくれるので、何人かで行くと、いろいろな日本酒が飲めて良いのである。 シディークの後の宴会でも行ったが、別宴で、京都に異動にな…

麹町「シディーク」

以前、私の職場にバイトしていた男が上京してきた。彼はバイトを辞めた後、郷里の秋田に帰ってしばらく地元の高校で英語の講師をやってのだが、今度、大学受験をしに東京に戻ってくることにしたらしい。なんでも、英語教師になるのはやめて、弁護士を目指す…

大塚「世界飯店」

職場の先輩M氏のご贔屓。M氏は先年結婚してしまったので、ここんとこご無沙汰であった。 焼鴨が有名で良くテレビなどにも取り上げられるらしい。 ベトナム出身のマスターの作る中華なだけあって、白酒よりも紹興酒の合う味であった。臭豆を使った料理など、…

旧交の温め方

しばらく日記の日付が空いたが、2月後半から3月前半は古い知り合いとよく呑んだ。

魁独身流の詳細

以前、魁独身流という流派の事を書いた。(「魁独身流」id:syuto-yoshikaze:20040713)この流派の詳細がわかったので記す。 この流派は明治23年に井ノ口松之助という人物が著した『武道図解秘訣』という書物に書かれている流派であった。 この本の中では魁独…

荒川ウサギ見物

東京、堀切は荒川の土手に野良ウサギが繁殖したため、堤防に巣穴を掘ってしまって問題になっているという。(デイリーポータルZ「ウサギをめぐる休日」http://portal.nifty.com/special05/02/25/) この野良ウサギ、野良とはいっても、もともとは土手に住む…

二つのエッセイの終わり

この2月で普段よく読んでいる、ネットでの連載コラム2本が最終回を迎えた。 一つは寿郎社のサイト(http://homepage2.nifty.com/jyurousya/)で連載していた東直己の『東直己の固ゆで日記』である。 東直己のエッセイはやはり寿郎社刊の『ススキノハードボイ…

ナイーヴなあなた

白泉社のベストリミックス(最近コンビニで売っている、カバー無しの単行本と雑誌の間のような装丁のリメイク版マンガ単行本のことね)で二宮ひかるの「ナイーヴ」がついに発売された。 2chなんかでは、「なかなか手に入らない」「売れ行きがいいんじゃなく…

斎藤酒場のカレーコロッケ

カツカレーには満足したが、惜しむらくは病院なので酒がない。そこで食った後、定番の斎藤酒場に行く。ここの名物の一つがカレーコロッケなのだ。 一人ゆっくり、読みさしの司馬遼太郎の『街道を行く』を眺めながら、ほふほふとカレーコロッケを食い、焼酎梅…

帝京医大のカツカレー

さてさて、診断書ももらったし、もうこの病院にくることもそうなかろうと思われる。 せめてもの名残にここの病院のレストランで晩飯を食っていく事にする。 入院中は食事制限もなく、自由にレストランで食べる事も出来たのだが、まずいといわれる病院食も普…

T字帯考

そもそも盲腸すらまだしていない私は、物心ついてから入院をするのは今回が初めてであった。 はっきりと覚えている入院最初の第一の洗礼は、手術前につけるように言われたT字帯であった。 T字帯というのは長さ70cmくらいの長細い白の木綿布で、短い辺の端の…

十条のカレー

会社を早退けして十条の帝京医大病院に向かった。 体調が悪かったのではなく、保険会社に提出する診断書を貰いに行ったのであった。 去年の4月に風呂場で足を滑らせ、風呂場の窓ガラスで手を切り、五時間半の手術・一ヵ月半の入院・約半年の通院をしていたの…

レモンサワー

不忍池から五条天神社、穴稲荷なんかを見て寛永寺を拝む。 穴稲荷でははや梅が咲いていた。 早稲田の穴八幡にも似たような話があったように思うのだが、穴と稲荷の関係ってのは何かあるのかしらん。 冬牡丹は見ず。体が冷えたので、アメ横に行ってガード下の…

神道一心流

弁天さまの傍には扇塚、河豚塚、それに昨年ネット界を騒がせた「眼鏡の碑」なんかがある。眼鏡の碑は丁度、眼鏡をかけたメガネっ娘が熱心に碑文をよんでいるところで、そういうのが好きな好事家にはたまらぬであろうと思われた。 さてその中に櫛淵虚冲軒先生…

弁天さまのお告げ

ヒスイ展を見た後は、科学博物館の新館展示を見てきた。たしかにリニューアルされた新館展示の方が、ヒスイ展よりも面白いというのは頷ける話であったが、あまりに大量な展示のため、ゆっくり見ることが出来なかった。 私一人なら、一日かけてみることも出来…

国立科学博物館 翡翠展

上野の国立科学博物館に翡翠展を見に行った。 先に見に行った知人やネットの評判では、ヒスイ展よりもリニューアルした新館展示のほうが面白いとのことであったが、出雲大社の勾玉と清代の翡翠白菜を見たかったのだ。 本来は一人で行くはずであったが、会社…

チリチリ

「雪が見たいなぁ…」 二宮ひかる『ベイビーリーフ』のなかのセリフである。 『ベイビーリーフ』は前作『ハネムーンサラダ』の主人公とヒロイン、夏川実と斎藤遥子の中学生時代の恋愛と別れを描いた前日談である。*1 この中のエピソードで、上記のセリフを遥…

茎茶

二宮ひかるの作品で出てくるもので一番飲んでみたいのは、実は『ナイーブ』に出てきた「茎茶」だったりする。 というか、既に時々買って飲んでたりする。 私の職場では、女性がお茶汲みをするという風習はすでに廃れてもうないので、自宅で自分で淹れて飲む…

二宮ひかるのオススメの店

e-s booksで『二宮ひかるの世界』と題した特集が組まれ、二宮ひかるのインタビューが載ったことがある。http://search.esbooks.co.jp/esb/author/20021227ninomiya/01.html この中に「よく行く店、お勧めの店」として ロシア料理「ソーニャ」(長原)・ とう…

二宮ひかるの酒観に関する考察

何度かコメントを頂いているLettusonlyさんのところの『ある二宮ファンの日記』(http://d.hatena.ne.jp/Lettusonly/) の2005年1月17日(http://d.hatena.ne.jp/Lettusonly/20050117)と18日の記事(http://d.hatena.ne.jp/Lettusonly/20050118)で二宮ひかる『…

備忘録:並木伸一郎と南條竹則

上の文章を書いている時、「あれ、並木伸一郎って南條竹則の変名じゃなかったか」と一瞬悩んだがこれまた思い違いで「南條竹則の変名は並木二郎」であった。以前南條氏ご本人から直接伺ったのになんとも情けないことじゃ。メモ代わりにここに記す

ツンデル萌え

皆さんは、「ツンデレ」という語ご存知であろうか? 私は寡聞にしてこの語を知らず、ネットサーフィンしてたまたま知ったのだが、初めに見たときは前後の文脈からも文意を推測することができなかった。本来ならその場でグーグルなどで意味を確認すればよかっ…

『草の乱』

なかのZEROホールにて『草の乱』を見てきた。 この映画は秩父事件を扱ったものだが、丁度、今、関係する大学で小鹿野町の民俗調査をやっていることもあり、気になって見に行った。 ストーリーは明治政府の逮捕を逃れて北海道で隠れ住んでいた困民党の幹部が…

永田町の「萌え?」

今日は呑むまいと決めていたのに、よく可愛がってもらっている上司に「残業済んだら新年会がてら呑まないか」とお誘いを受ける。 日ごろお世話になっている方への御挨拶ぢゃ。意志薄弱という莫れ。「喜んで」と答えておいた。 場所は、全国町村会館というビ…